小諸へおいでになる方法

近年小諸ではさまざまなイベントが開かれるようになり、人気の懐古園の紅葉なども含めて観光にいらっしゃる方が増えています。
小諸へおいでになるためにはいくつかの手段がありますし、今やネットで検索すれば簡単に調べることができますね。
ですが、ここではあえてそれらの交通手段の利点・欠点を検証してみましょう。

関東地方から小諸までの経路に限られた情報ですが、
以下交通費(片道)の安い順に記してゆきます。

高速バス

いちばん交通費の安い方法は何と言っても高速バスですね。
バスタ新宿からはJRバスが、池袋駅東口からは西武/千曲バスの共同運行で、いずれもダイヤ上は3時間程度で小諸駅までおいでになることができます。
(現在では西武/千曲バスは小諸駅まで直通の運行がありません)
ただし道路状況によってはさらに時間がかかることもありますし、決して乗り心地の良いバスではありません。
この路線はすべて4列座席で狭いです。
トイレは車内にもありますが、道中、関越道の上里サービスエリアで10分ほどの休憩が設定されています。

JRの方はネット予約での100円割り引きを適用して運賃 2,500円台で小諸駅まで毎日10本程度運行されており、
「高速バスネット」というサイトで乗車券を予約/購入できます。

西武/千曲バスの方は「発車オーライネット」というサイトで予約/購入でき、
前日までの事前割り引きを適用して運賃 2,200円と少々安いのですが、
こちらは前述の通り小諸駅まで直行しておらず、上信越道の小諸高原バス停で降ろされることになります。
この高速道路上のバス停からは小諸駅周辺まで2キロ半ほど下ってゆかなければならないので、タクシーを呼びたくなってしまいます。
ただ西武/千曲バスは、立川駅発のバスがあったり軽井沢駅行きもあるので、
使い方によっては便利な場合があるかもしれません。

各社高速バス内ではWi-Fiが使えることが多いですが、使えたとしても接続まで時間がかかったり、途切れたりすることもあります。
車内電源もまちまちで、JRバスは座席に装備されているUSB端子に、自分のケーブルを差してスマホ程度なら充電できる車種があります。
ほかのバスは車両によってコンセントがあったりなかったりです。

各駅停車

次に交通費の安い方法はJRの各駅停車に乗る方法です。
東京駅から中央線快速で高尾駅まで、そこから中央本線に乗り換えて甲府駅経由で小淵沢駅まで、
さらに小海線に乗り換えて終点の小諸駅までです。
所要時間は6時間ほどかかりますし、運賃も 5,000円近くしますのであまりメリットはありませんが、
小海線でのんびり走る車窓からの眺めは、信州の自然の美しさを充分堪能できることでしょう。
各駅停車の旅がお好きな方や、青春18きっぷのような手段を使うならば利点があります。
もちろんWi-Fiやコンセントはありません。

新幹線

新幹線は指定席を利用しても通常 6,000円余りで快適においでになれます。
東京駅から北陸新幹線に乗り、軽井沢乗り換えならばその先は第3セクターの「しなの鉄道」で小諸駅まで、
佐久平駅乗り換えならばJR小海線で終点の小諸駅までです。所要時間は1時間45分〜2時間といったところでしょうか。
ただしお乗りになる新幹線によっては乗り換えの待ち時間が長い場合がありますので、
軽井沢乗り換えにするのか佐久平乗り換えなのか、お調べになっておいたほうが良いでしょう。

座席は座り心地が良くて足元も広く、この路線は揺れが少ない車両を導入しているので快適です。
新幹線内はWi-Fiが使えますが、なかなか接続できなかったり途切れたりする場合があります。
コンセントは完備されています。

自動車

多くの方が自家用車でおいでになりますね。
都内からでしたら練馬インターから関越道・上信越道経由で小諸インターまで約160km。
ガソリン代に加え、高速道路の通行料金は割引率によって 3,000〜4,000円余りの金額です。

なお、小諸駅周辺で駐車するなら市営の「小諸駅駐車場」と「大手門公園駐車場」が
2時間まで無料なのでお得です。
そのほかは懐古園や周辺の民間駐車場も、終日駐車しても数百円です。
市営駐車場については小諸市オフィシャルサイトの
市営有料駐車場のページをご覧ください。

貸し切りバス

団体でおいでになるならば、貸し切りバスという手段もあります。
人数によっては新幹線よりも、場合によっては高速バス程度の金額で借りられる場合があります。

以上、私見ではありますが交通手段の情報でした。